主要国道の交差点にある道路の案内標識には、表示のルールがある。方面・方向は現在地の市町村名ではなく、その先の市町村名が表示される。さらにその先は都道府県庁所在地や主要な市町村名が書かれる。
しかし市町村合併が進み大規模な市が誕生し、案内標識の行き先のすべてが同じ名前、もちろんその先はそれぞれ別な市の名前が書かれているが、次の市が大きいためずっと先の市の名前になってしまう。
そのため市町村合併にともなって機械的に変更される案内標識は、だんだんわかりにくいものになってきている。案内標識は不案内の人のためのものであり、道路あるいは交差点によって、どこに行こうとしている不案内な人が多いかを考えて、案内標識を作る必要があるのではないだろうか。
しかも市町村の名前は書いてあるが、○○市とは書いてない。新たな表示ルールのアイデアが生まれるまでは、たとえ市町村合併があっても、むしろ案内標識は変えないほうがわかりやすいとも言える。